クリスマスローズ・宿根草苗販売

店主:なんば
店長の難波です。クリスマスローズ苗、宿根草苗の管理、発送を頑張っています。


ペレニアルガーデンの四季バナー

View Cart
            
メールマガジンの登録・解除

クリスマスローズのもっと知りたい Q&A

このページでは、クリスマスローズのことでよく寄せられる質問に対してQ&A方式でお答えします。



Q.届いたポット苗はいつ植え替えたらいいの?
A.温室やお部屋で管理される方は、すぐに植え替えて平気です。屋外で管理される方は、鉢用土が凍結しなくなる時期(サクラのつぼみがふくらみ始める頃)までお待ち下さい。
 クリスマスローズは寒さに強い植物ではありますが、お届けするポット苗や鉢植えでは根鉢が凍結したり急激な温度変化(寒さ)で痛んでしまう場合があります。環境の変化に慣れるまでは十分にご注意下さい。
<お届けした苗の管理>
 冬季(厳寒期)のお届けの場合は根鉢が凍結しない様に夜間は軒下や玄関に取込ん頂けると安心です。日中はできるだけ外で日光に当ててください。あまり強い風の当たる場所も避けて下さい。ご購入年度内に1〜2回り大きな鉢に植替えをして下さい。地植えにする場合は厳寒期を避けて春に植え付けをおこなうか、一度鉢植えにして頂き、秋に地植えして頂くのが安心です。

Q.今年咲いた花が去年とは違った花に見えるんだけど……
A.意外と知られていないようですが、メリクロン苗にも子供時代があります。実生苗の場合は、初回花の花から本来の性質を表す株に育つまで三年程度掛かると言われていますが、メリクロン苗も品種によっては同程度かかる場合があります。
 メリクロンという増殖方法は、親株から採った植物の一部をいったんタネに近い状態に戻してから増殖して、また親株に育てるという方法なので、親と同じ遺伝情報を受け継いだ個体になりますが、成熟した個体に育つまではある程度の時間が必要になります。
 実生苗よりは早く成熟して元の親株と同じ性質を表しますが、品種によって早い・遅いがあります。当社の品種の中では、パーティドレス系やアシュード系の一部、ブラック系などがこの傾向がありますので、花が変化しても驚かないで下さい。
 また別の要因として、つぼみが育ち始めてから開花するまでの温度や日当たり、その年の栄養状態によっても花型・花色が異なる事があります。花の咲く時期によっても温度が変わる為に色の濃淡は発生しますし、一般に一番花より二番、三番花は小型で小さくなります。品種によってこの差が大きいものと余り無いものがあるので、その辺りも品種の持ち味と言えます。

Q.植え替える時に根っこをほぐして、水洗いした方がいいの?
A.大原則として、原種は根痛みに弱いものが多いので、根洗いするとしても慎重にやって下さい。特にチベタヌス、ヴェシカリウス、有茎種のリヴィダスは根の構造が他種とはかなり異なっているので、折れやすく繊細です。頻繁に植え替える必要は無い種類だとお考え下さい。
 逆に原種の中でもオリエンタリス、アトロルーベンス、オドルス、トルカータスなどは丈夫でしなやかな根の持ち主です。気を付けて扱えば根痛みの心配は余りありません。
 ハイブリッド系、いわゆる品種もの全般は、根洗いして元の土を落としてから植え付ける事をおすすめします。生産者によって使用している用土の性質が異なる事、根鉢が老化して腐敗することがあることなどが理由です。特に園芸種は値の伸びがよくて、新根の発根数も多くて毎年新しい根が外側に伸びます。
 株元の根はどんどん老化していくので、それらを思い切って除去して株の若返りを図るという効果も期待できます。株分けをする場合は特に、先に根をほぐしておく方が株分け後の傷みも少なくてその後の生育もよくなります。
 ただし根洗いする時は時期を慎重に選んで下さい。厳寒期の凍結が心配される時期や花後に高温期に向かう時期などは場所によっては避けた方が安全です。株分けも含めて根洗いして植え替えるのは秋から寒くなるまでとお考え下さい。

Q.八重咲きは一重咲きより栽培が難しいって聞くけど、ホントウ?
A.そんな事はありません。ネクタリーが花弁化したもの(DD)や半花弁化したアネモネ咲き(SD)などは花の特徴の一つと言うだけで、それが元で栽培が難しくなると言った事はありません。
 そういう話(噂?)が出てきた背景には、DDタイプが普及し始めた初期の系統は、オーストラリアで育種された品種の遺伝的特徴を受け継いだものが多かった為と考えられます。これらは日本の気候風土にあまり合っておらず、高温多湿の夏場に特にダメージを受けやすかったと思われます。
 また比較的初期から登場していた英国で育種されたパーティドレス系統は、原種の性質を強く受け継ぐ物が多く、やや難しい性質で合った為にそう思われたのかもしれません。
 現在は育種も進んで丈夫なものが増えましたし、国内の優れた育種家の方たちが日本の風土に合った品種を作り出してくれています。以前と比べると丈夫で育てやすい物が多くなりました。八重咲きでも一重咲きでもご自身の好みに合うタイプを育てて下さい。

Q.原種って何ですか?
A.原種(species)には植物学的には厳密な意味がありますが、ここではクリスマスローズ趣味界で用いられている意味について解説したいと思います。大きく分けて二つの意味で用いられているようです。
 一つは本来の意味である「基本種」をさして原種と呼ばれます。基本種とは元々自然界に存在していた種類の事で、人の手による改良などが加えられていないものを指します。ときどきニュースになる『○○○島で新種発見!』は、この基本種が新たに発見されたという意味です。野生種(wild species)と呼ばれる事もあります。
 もうひとつは「野生個体(wild collections)」をさして原種と呼ぶ場合があります。栽培環境で基本種同士をクロス(別の個体の花粉で受粉すること)でタネを採って育てる場合、原生地の遺伝情報とかけ離れた個体になる事があります。オドルスやトルカータスなど広範囲に分布している原種は、地域毎に遺伝的特徴があるのでそれらを厳密に管理したい場合は、野生個体であるかどうかが重要視されます。
 研究家の多くはコロニー毎にナンバリングして管理しており、そのナンバーの事を「コレクターズナンバー」と呼びます。原生地と採取者が分かるようになっています。

Q.タネを蒔いて咲くまでどの位かかるの?
A.概ね2年から3年掛かります。ただし栽培環境や種類によって大きく変わりますので、一般的な園芸品種のタネを蒔いた場合の目安とお考え下さい。
 原種は開花まで時間の掛かる物が多く、特に栽培が難しい事で知られるチベタヌス、ヴェシカリウスなどは早くて5年、通常は開花まで7年掛かると言われています。逆に原種の中でも早い物も多く、有茎種のアーグティフォリウス、フェチダスは2年未満で、リヴィダスは18ヶ月で開花します。
 ニゲルやオリエンタリス、リグリクスもほぼ2年で開花しますし、原種だから時間が掛かるわけではありません。クロアチクスやオドルスも3年で開花する個体が多く見られます。デュメトルム、トルカータス、アトロルーベンスなどは4年目以降の開花が多いようです。